既存建物は、築20年以上のヘーベルハウスの重量鉄骨造の2世帯住宅で、頑丈な重量鉄骨造でした。

間取りはもともと2階がリビング、3階が個室という構成だったのですが、3階には広いルーフテラスがついていたので、それを生かして3階をリビングスペース、2階を個室という形に再構成しています。

2フロアを合わせると比較的ゆったりした広さでしたので、2階は森のように、3階は公園のように、という別々のテーマで考える事にしました。

森を抜けて公園にたどり着くように、街の続きの場所に住んでいるような、外との繋がりを楽しめるような家にしたいと思って設計をさせて頂きました。

特徴的なヘンテコな曲面を描く本棚は、実は最初からではありません。

最初のご提案では逆アーチのような本棚で空間を仕切るような提案だったのですが、いろいろとお話していく中で少しづつ変形していって、最終的にうまれたかたちです。

実は1階にはご両親が住われているので2世帯住宅でもあります。

ひとつながりでありつつも、家族が見え隠れする様な、家でもあり、食堂でもあり、オフィスでもある様な、長い家族の人生のステージに並走するような変幻自在な空間であるといいなと思います。