それにしても、、、、。どんな経緯があるとこんな不思議なカタチの敷地が生まれるのでしょう?
と、思わず分筆されていった歴史を知りたくなるようなユニークな敷地形状でした。
でもちょっとした家々の隙間や抜けに敷地が染み込んでいるようにもかんじましたし、
敷地のカタチが、ここに建つべき家のカタチを導いているようにも感じました。
そこで、くねっと奥に長い敷地である事を楽しめるように
半階ごとにシーンの変化するスキップフロアの 構成として、動線上にいろんな諸室を作りました。
最終的には3階のサンルーム、ルーフテラスまで連続していく空間には、 まるで街を探検していくように
池谷さんの好きなシーンがたくさん詰め込まれています。
いや、、、、詰め込み過ぎたかも知れません(笑)。
しかしおかげで予測不可能な未来の暮らしを柔軟に飲み込んでくれるような、
家の中にまた街があるような 空間となったように思います。
池谷さんの家の物語が、この街に染み込んでいきまうように!
敷地面積:94.39u(28.5坪) 建築面積:57.04u(17.2坪) 延べ床面積:129.33u(39.1坪)
構造:桑子亮/桑子建築設計事務所 施工:宮嶋工務店 /
協力:平鍛冶 小原歩(特注スチールワーク)/高橋園(植栽)/ポーターズペイント(特殊塗料)/ハタノワタル(和紙製作)
photo:西久保毅人