06.12.19 いろんなグウゼン。
日曜日、植木さんの家のテレビ撮影がありました。
ちょっと前に、久しぶりに植木さんの家に家族でお邪魔した時の事。
とても大切に住んで頂いていて、家具なども、建物に合うように、すごく悩んだ末に購入されていたり、
完成時より、断然素敵な「おうち」になっていました。
建物に対する愛情表現は、住む人によっていろいろで良いと思っていますが、
ニコで設計をさせて頂いた家が、愛されているのを感じる瞬間は、僕らにとって最高の喜びです。
何せ、嫁にやった娘のようなものですから・・・・。
で、その帰り道、
「あんなに素敵に住んでもらってたら、建物探訪とか出れるといいねえ。」
と話していたら、翌日、番組制作会社より、取材の御連絡があったのです。
いやー、なんと偶然。
話してみるもんです。
日曜日に無事撮影が終了し、放映は、来年2月の予定。
楽しみです。
さて、その日、撮影に立ち会って家に帰ると、雑誌が届いていました。
開けてみると、なんと、星さんの家が表紙にっ。
いつも、雑誌の取材があるたんびに、
表紙になりますように、と思うんですが、これがなかなか叶わない。
難しいもんです。
そんな事をいつも思ってかれこれ数年・・・・。
表紙は思わぬ形で実現しました。
それが、ほぼ最初の仕事である、「星さんの家」というのも、何か運命的な物を感じます。
実は、植木さんの家は、星さんの家を気に入って頂き、依頼された仕事でした。
しかも、星さんの家のプランが、自分で考えていた理想のプランとそっくりだったとの事。
そう言われて同じ設計をしたら芸がないんで、
「よーし、だったら、全然違うプランにしてやるぞ。」
と、良い意味で植木さんを完全に裏切る事が、個人的なウラコンセプトだったのです・・・・。
さて、うれしくて、翌日、星さんちに電話。
「えー、ホントですかー?もうごちゃごちゃですよー。」
と、いつも変わらない奥さんの明るくて元気な声。
完成してまる3年。
ぶらりと行ってみようかな?
どんな「おうち」になっているかな?
おしまい 西久保毅人