06.06.12　ホカホカの上棟式 。

泉水さんの家が上棟しました。


構造現しの屋根の構造が非常に複雑だったため、プレカット半分、手刻み半分という大変手間のかかる小屋組のため、
準備に予定以上に時間がかかってしまいましたが、無事終了。

とはいえ、とっても小さな住宅です。
建坪8坪ほどで、ニコでは小山台の家に並ぶ、小ささ。

小さい時は何かが起こる、という訳で、今回は「光の突き抜ける家」というテーマです。

職人さん達と模型を囲んで、完成イメージを伝えます。

さて、上棟すると上棟式を行います。
やり方は本当に様々で、昔みたいに飲めよ、歌えよ、というような派手な事はやった事はありませんが、
少しの時間でも、大工さん達に住まわれるご家族を紹介する、という意味でも必ず行う様にしています。

さて、先日の泉水邸の上棟にて。
夕方からだったのもあり、ご挨拶とちょっとした自己紹介程度の予定だったんですが・・・・・・。

泉水さんが準備してくれたお持ち帰り用のお弁当。

持ってみたら、まだホカホカ・・・。
お腹もグーーーー。
お清め用の一升瓶もまだ半分以上残っている・・・・。

「せっかくだから、ここで食べて帰りましょうか？？」

という訳で、その場に残った、泉水さんご家族と僕らと工務店の皆さんで、飲んで、食べて、と日が沈むまで、まったりと現場で過ごしました。

組みあがったばかりの木組みの中で、ただ、それを味わうだけの会。


ほろ酔いの監督さんが、昔大工さんが上棟の際に歌った、木遣りの歌を歌い、
皆で、家の20年後、30年後の話をし、、、、


ただ、お弁当がホカホカだったから、という食いしん坊な思いつきの流れだったんですが、

「こんな上棟式は初めてだよね」

と、非常に思い出に残るひとときとなりました。


西久保毅人