06.03.09 のび太の恐竜。
最近のドラえもんは納得いかない、というのは、我が家だけでしょうか??
個人的な話ですが、
思い起こせば、僕が最初に映画館に見に行った映画は、「のび太の恐竜」なのです。
あれは、1980年、僕が小学校2年生、7才の時。
もう、26年も昔の事なんだけど、昨日の事のように鮮明に覚えています。
その時受けた衝撃といったら、はかり知れません。
母親と映画館から帰るやいなや、僕は、大きなシャベルを抱えて自分の家の畑を掘りまくりました。
たぶん、春休みか何かだったのかな??
とにかく、しばらくの間、思い出しては畑をシャベルで掘り続けました。
何でかって?
それは、ピースケに会いたかったからですよ。もちろん。
恐竜の卵がないなんて、夢にも思ってなかった気がします。
見つかったらどうしよう?のび太みたいにタイムふろしきは使えないので、どうやってふ化させるか、
その事で頭が一杯でした。
ある時、シャベルが、何かにぶつかる「カチーン」という音。
「あったーっ」
と、興奮して、親を呼びに行くと、
「そいは、水道管やんね。あんたいい加減やめんねっ。おばあちゃんに怒られるばい。」
と、あっさり禁止に。
それでも、化石熱は冷めず、親に連れられて「街」に行くたびに、デパートの化石コーナーに張り付いて
過ごしました。
さて、その感動の名作、のび太の恐竜が、「のび太の恐竜2006」として、今公開されています。
正直、去年から、声優をリニューアルしたドラえもんは、なんか、好きになれません。
声だけでなく、なんか、すがた、かたちも変わってしまいました。背景の絵も。
今風にいえば、「キモカワイクない」です。
ジャイアンの顔も妙に可愛いすぎるし、ドラえもんもなんか、キモイ・・・・・。
リニューアルした時の、オープニングも納得出来ませんでした。
歌なしのドラえもんのカラオケだったんですよね。こりゃないだろっ、と思いました。
たぶん、かなりの不評だったみたいで、すぐに変わりましたけど。
とにかく、我が家では、かなりブーイングで、
「しんちゃんは見ていいけど、ドラえもんはやめときな、パパが好きなのと違うから。」
と、子供には、良い迷惑のような事をついつい、言っています。
変わらない事が良い、という訳ではないと思いますが、
今となっては、今も変わらず、ちんちん出してるクレヨンしんちゃんの方が、好感が持てますし、
そういう意味では、サザエさんのスタンスはある意味すごいですね。
たぶん、そんな不評を振り払うべく、一大勝負に出たのが、「のび太の恐竜」の復刻版なのでは
ないだろうか?というのが、僕の深読み。
まあ、とにかく、そのうち、見に行く事になりそうです。
今のドラえもんは嫌いだけど、1980年版に感動した立場として、
この目で2006年版をしかと見てやろうじゃないか、という一大決心をした、今日この頃。
あー、ドキがムネムネする・・・・・・。
おしまい 西久保毅人