06.0.1.21 いたずら・・・。
1/16発売の「I'm home」という雑誌に、本間さんの家が掲載されました。
自分たちが設計させて頂いた住宅が、雑誌などに掲載されて、本屋に並ぶのは、単純に嬉しい。
なにせ、建物は持って歩く事はできないし、しかも出来た瞬間に人のモノになってしまうという、ちょっと切ないシロモノなのです。
だから、もちろんたくさんの人目に触れる事で、知らない誰かに「こんな家に住みたいなー」と思ってもらえたり、
運がよければ、本当に設計を頼んでもらえたりと、そんな気持ちも当たり前にあるのですけど、
どちらかというと、それ以上に、僕らなんかの小さな設計事務所の仕事が掲載された本が、
「本屋さんに並ぶ」という事が何より単純に嬉しいのです。
実はかなりミーハーな体質なんで・・・・。
で、一応、出版社から1冊送られてるんですけど、それじゃ、あんまり意味がないんで、やっぱりいろんな本屋さんにいっては、
「おっ、あるある。あるねー、たくさん。」
と、暇を見つけては本屋を探索していますし、買ってみたりします。
さて、先日、近くのルミネの本屋に行ったときの事。
もちろん、
「I'm home」 もたくさん並んでいるんですが、同時発売の雑誌も数冊あって、ちょっと埋もれた感じでした。しかも全部住宅関係・・・。
「これじゃー、どれを買っていいか、迷ってしまうなあ・・・。」
と、思って
記念にちょっといたずらを思いつきました。
ごめんなさい、ルミネの本屋さん。
ほんの、出来心だったんです。
つい出来心で、他の雑誌の上に、
「I'm home」を乗っけてきてしまいました。
もうしません・・・・。
さて、今日は、楽しみにしていた「建もの探訪」の放映日。
テレビは、酒井さんの家、星さんの家のドリームハウス以来、2年ぶりです。
別に今回は、僕がでるわけじゃないですけど、今頃本間さん達は、ドキドキで眠れないかも知れませんね。
このような機会を頂いて、本当に感謝しています。
そして、いつも思うのは、全部、つながっている、という事。
たまたま、いろんな幸運に恵まれて本間さんの家が放映されますけど、それは、今まで、設計させて頂いた全ての家のおかげであるという事。
どれ1つとして、外す事のできない仕事であったという事。
どれがかけても、このような事はありえなかったと思っています。
なにより、頼りない無経験の僕に、最初の仕事として、大切な家の設計を任せて頂いた中野の酒井さん、板橋の星さん
ご家族には、言葉がないくらい感謝していますし、それから依頼して頂いた全てのご家族に、感謝の気持ちで一杯です。
だから、これまで設計させて頂いた家の代表として、今回の放映があるような気がしています。
だから、誰に一番見て欲しいかというと、やっぱりこれまでのお客さんなのです。実は。
さて、僕はまだまだ32才の若造ですので、少なくともあと30年くらいは、この仕事を続けていくつもりです。
(仕事があれば、ですが・・・・・・・。)
だから、これからも、どれも、これも、ぜんぶ、つながっていくのだ。という変わらぬ気持ちで、今後も、よい仕事をしていきたいと思っています。
そして、今回放映の、本間さんご家族にも、
「あー、10年後に頼めばよかったなー。あん時は早すぎた・・・・。残念っ。」
と思われるくらい、日々成長していきたいと思っています。
おしまい。
ニコ設計室 代表 西久保毅人