都市ののカンサツ10   03.10.28

 
□TOPページに戻る方は、こちら。    □過去の文章をもっと読みたい人は、こちら。


 

子供のカンサツ(場外乱入編01)

最近、いろんな方が、子供とのエピソードをメールで送ってくれます。
それぞれ、視点も違いますし、こちらも「へーっ」と感心するような事もあり、とてもおもしろいですね。

今回は、それらの一部を掲載します。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
●大阪府S様より●
こんばんわ。すっかり秋を通り越して、冬の気配を感じる今日この頃です。
先週末に私共の地域では「だんじり」があり、主人は仕事でいませんでしたので、 近所のお友達と娘達と神社に行き、
ヨーヨーつりとスーパーボールすくいを堪能し、帰りました。
しかし、最近の露店(と言うのでしょうか?)はいわゆる 「ぼったくり」だな...とつくづく思いました。
ヘリウム風船が1個1500円(!)、500ミリリットルのジュースが300円(!)、お面800円 (!).
値段を見るたびに私達ママ友達は「ギョッ!」とし、娘達をズルズルと引きずるようにして帰りました。
私達が子供の頃は1000円手元にある とドキドキしたものですが、最近の子供は平気で10000円を持っているような時代なので、
しょうがないんかな...と思いました。

そうですね。
焼きトウモロコシをみても、「五百円っ、ウチで焼いてやるから、かえろかえろっ」とついつい言ってしまいますが、
でも僕らの親って、きっと買ってくれてたんだなー、と思うと心が痛いですよね。
自分が親になると、値段のトリックというか、露点価格というのがわかり、馬鹿らしくなりますが、
子供にとっては、「お祭りの思いで」となるわけで、自分の事を思い出すと、結構鮮明に覚えているものです。
お祭りの夜のランプに照らされたおもちゃは、今でも頭に焼きついています。
買ってもらえた事や、自分は買ってもらえなかった、という事も含めて。
こんな事を思い出すと、 ぼったくりも、たまには、「まっいっか」と、、、
なかなか思えませんねえ・・・・。
(にしくぼ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●東京都T様より●
子供の言葉について、
我が家にも3歳8ヶ月になる娘がおります。1歳のときに父親のメガネをマイネと 言っていました。
私の70歳になる叔母が娘と同じくらいのときにめがねをかけた 叔父さんから子犬のぬいぐるみをもらい、
その犬のことを「マイネ」と呼んでいた そうで、名前のなぞが解けた、と曾祖母が喜んでいました。
パジャマはパヤカだったり、子供の言葉ってほんと可愛いですね。

広告の裏に絵を描かせようとすると、他に目が行って親の思惑どおりにならない お話もとても共感しました。
私も子供に媚びた空間が苦手です。そういったものは子供がすぐ飽きるという
お話も「そーそー、そのとおりだわー。」と頷いて読ませていただきました。
娘のおもちゃはどんぐりや、まつぼっくり、父親が桜の木の枝で作った積み木、 羊毛などです。
それらがごはんになったり、コーヒーやミルクになったり、海のお水 になったり、お金になったり、と、
想像力逞しく、何にでも見立てて遊びます。
私は子供を持つまでは子供に特別興味があったほうではないので、 西久保先生の子供が趣味!振りには感心、いえ、尊敬いたします。
まだまだ母親暦も3年半とちょっとで、私には先生のように子供をおおらかに 見守ることが欠けがちだ、と今回気づかせていただきました。

本当に子供の言葉はおもしろいですね。
僕は、最近は子供のかえ歌(というか、歌詞を間違えて覚えた歌)にはまっています。
これは、そのうち特集しますよ。
耳からだけの情報で覚えるというのは、とても素敵な事だと思います。
あと、おもちゃも僕も、既製品のおもちゃとか、特に電子音が鳴るやつが苦手です。
これは、子供に与えたくないとか言うより、僕が個人的に苦手なのです。
また、楽しいメッセージおよせ下さい。
(にしくぼ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●東京都N様より●
私にも小学5年の愚息(光=ひかる)がおり、常々感じていることがあります。
残念ながら一人っ子で家内共々仕事で土日に居ないということがある為、1人になることが多い子供でした。

すると2年生ごろから小さなぬいぐるみを自分の弟かのようにかわいがり始めたのです。
普通の男の子であればそういうものには興味が無くなっていくのに、歳を追うごとにどんどんエスカレートしていって心配したものです。
しかも自分のことを「ボク」ではなく「ひかる」と名前で言うのです。(いまでも)
しかし外ではやんちゃで「いたずら」して困らせたり、「俺は〜」と言って生意気な口を利いたりしています。

子供もこどもなりに家では童心に帰り?親に甘えて、外では「子供社会」の中で自己を主張するなど使い分けているのだなと、
最近は感心しています。世渡りについては特に教えていないのに・・・・・・
「親は無くても子は育つ」とはよく言ったものです。

これは、とても興味深いエピソードですね。
ウチも保育園に預けているので、保育園ではご飯をきちんと食べているらしいのですが、家ではふざけて「たべさせてー」
とか言って甘えます。子供なりに寂しさの表現はいろいろあるのですね。
でも、それをきちんと感じてあげていて、素敵なお父さんですね。
実は、この方、某大手ハウスメーカーの設計部の方で、以前お手伝いをさせて頂いていていました。
その時は、一時的なお付き合いでしたが、まさかこんなに子煩悩な方とは。
スーツ姿での打ち合わせでは、こんな一面は知ることは出来ませんでしたが、そうと分かれば、是非また御一緒に、、、なんて、
こんな事が、実は僕の全ての選考基準なのでした。 (にしくぼ)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●大阪府S様より●
「都市のカンサツ」は結構拝見させて頂いています。
同じ年頃の子供を持つ親としては「あー、ウチもそうだ!」と思う事が多々あります。なかでも、「言い 間違い」
の回は私の中ではおおうけでした。(笑)うちの娘にも「聞き間違い、言い間違い」は沢山あります。何個か書かせて頂こうと思います。

1.「まったく、もうー」 が 「まったくからにぃー、もう」
  私の口癖が彼女にはこう聞こえる様です...

2.「チョコレート」 が 「チョッケート」
  うーん、分からなくもない...

3.「ワン、ツー、スリー、フォー」 が 「ワン、チュー、シー、ポー」
  ブクク...ややうけ...

4.「クレーン」(工事用の) が 「クレーンよ」
   これは私の母と出掛けた時に、たまたまクレーンが動いている現場が近く にあり、母が「むっちゃん、あれクレーンよ」と言ったのが始まりで、
   以来「クレーンよ」と言うのが正式名称と思っている様です。ははは...

と思い出せる分だけですが、これだけあります。
母は「クレーンよ」を一生懸命「違うのよ」と言いますが、娘にはまったく通じず、「私の言い方がマズかっ た...」と嘆いていますが、
私はそれを聞いて心の中で「ブクク」と笑っています。いつか間違いだと言う事に気付いて、自分で直せばいいかなと思ってい ます。
こんな可愛いいい間違いをするのも、この時期だけですから、いっぱい言い間違いをやらかしてくれる事を期待する毎日です。

我が家のエピソードは面白いですか?主人いわく私の話は「結論に到達するまでに、寝てしまうくらいの長さ」だそうです。
主人は根っからの大阪人なのでい わゆる「いらち」です。さっさとしなさい...と言う感じだから私が話をしだすと
「先に結論を言うといて」と言います。(ムカッ!)
ホームページに掲載できるような話でもないですが、よろしければ機会があれば使って下さい。
主人に申しましたら「えっ、おまえのあの長い話を載せるん? へー...」と微妙な反応でした。(ムカッ!)
懸賞で「お風呂CDラジオ」(しかも完全防水)が当たりました。めちゃくちゃ嬉しいです!私は洋楽が大好きで、
日がな1日FMラジオを付けっぱなしにし ている程なので、「しめたっ!」と思っています。昨日も主人と娘が寝てから、
そのラジオをお風呂に持ち込み、ゆっくりと長湯しました。お風呂が唯一1人 になれる空間です。
最近の私のストレス発散方法です。(何のストレスなんでしょう?)
では、失礼致します。建築に何の関係もないメールで良いのでしょうか?すみません。

S様は、いつも楽しいお話を送ってくれます。
子供と関係ないので、掲載しませんが、とても楽しいご家族です。
建築に関係ない話の方が、実は建築にとても関係があると僕はいつも考えていますよ。
こんな日常のエピソードが家造りで一番大切で、実は僕が一番知りたい事かもしれません。
(にしくぼ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、まだまだつきませんが、今回はこの辺で。

これに懲りずに、これからも楽しいエピソードたくさんお待ちしております。





では、またいつの日か。